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ブックメーカー

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ブックメーカーはカジノの胴元(ホテル等)と違って負けることがない。例えばトランプゲームのブラックジャックをプレイしたとします。この場合ディーラーが親になるわけですが、この人がいかさまをしない限り常に勝つチャンスがあるわけです。

当然リミットがあるわけですが、リミットいっぱいを何度も賭け続け、その勝負に勝てれば、胴元のその日の売り上げをマイナスにすることも理論上はあり得ます。

これに対しブックメーカーのやり方は、たいていの場合オッズ方式でどちらかに賭けるだけです。つまり、何かをプレイしたりする動作がなく、ただ選ぶだけで勝負がつきます。これは中央競馬等と同じで必ず主催者が勝つように出来ています。

なぜなら自分のお金を出す必要がないからです。はじめにみんなからお金を集め、それをオッズに合わせて再配分しているだけだからです。当然ながらオッズもどちらに賭けるかで刻々と変わっていきます。主催者側は自分の取り分何%をとって残りを勝った方へ返すように最終オッズを決め決済します。

なのでブックメーカーは賭け事するたびに必ず何%づつか、勝っていきます

これはどちらが得かでは無く、仕組みが違うということです

ブックメーカーの始まりはイギリスです。はじめは競馬のみだったのですが、現在ではスポーツ 、政治や特定の日の天気をあてるなど、賭けの対象は広がっています。サッカー、アメフト、野球、バスケットボール等のメジャースポーツだけでなくスポーツ全般が主なブッキングの対象となってますが、アメリカの大統領選挙やゲームの大会、アカデミー賞の授賞者や次のジェームズ・ボンドを演じる役者等も賭けの対象です

ブックメーカーは国によってさまざまな規制があります。免許制、場所限定、公営のみOK、 など。日本だと競馬・競輪・競艇などが、それに近い存在ですね。ただし中央競馬会など決まった組織の発券したもののみ合法です

 

ネットブックメーカー

ネットが普及しカリブ海の英領バージン諸島、ケイマン諸島などに本拠を置くブックメーカーが増えている。それらの国が一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除されるタックスヘイブンと呼ばれる地域だからだ。これらのブックメーカーは払戻率が高く、地域に根付いたカジノ等は課税される分払戻率が悪くなる

ネットブックメーカー

そこで、これら地元のカジノ・ブックメーカーも払戻率を上げて対抗している。今のところ法的に取り締まる手段はない。このことは日本の競馬界にも影響していて一部のレースでは払戻率を上げている